こんにちは、広報課のKです。タイセイのサービスにレンタル農園があるのはご存知でしょうか。日本は農作物の多くを海外に頼るようになり、世界情勢が不安定になるとたちまち食べ物に影響が出るようになってしまっています。
世界の穀倉地帯ウクライナへのロシアの侵攻、そして、円安物価高により特に輸入食材の価格が高騰しています。国内生産の食品も気候変動の影響を受け価格は非常に不安定です。
食べるために人はお金を稼がなければならないと都市部に住む私たちは思いがちですが、考えてみると、貨幣がそのようにすべての代替えの地位を得たのは意外と最近の事です。例えば日本では本格的な貨幣経済は平清盛の日宋貿易による宋銭の流通以来といわれています。貨幣は人間の社会が広域に取引するために不可欠なものですが、本来小さなコミュニティでは必須のものではありませんでした。また、地球上には多くの生物が生息していますが貨幣がないと生きていけないのは人間だけです。
では、どうしてお金がないと生きていけないと思ってしまうのでしょうか?それは、食べ物の調達方法を購入する以外に知らないということが原因のように思います。もし、私に田舎暮らしの経験があれば、この不安は随分軽減されるのではないかと思います。
自然災害も近年深刻な被害が出るようになってきました。もっと学校で自然の中で生き残る術を教えてもらっていたらと思います。
衣・食・住全般について私たちは多くを分業に慣らされて、お金がなければ何一つ自分でできないようになってはいないでしょうか。
中国の竹林の七賢人のような人たちはきっと、政治がどのようになっても自然の中で生きていけることを目指したのではないかという気がします。だから彼らは隠遁生活を志向し歯に衣着せず権力者に物申すことができたのでしょう。
私たちも、少しでも賢く生きる術を身に着けるために、まず手始めに自分の手で野菜を作ってみるのはどうでしょう。自然の営みを肌で感じる体験はきっと都会の生活で忘れてしまっていた感覚を取り戻すきっかけになるのではないかと思います。
レンタル農園は空きがあれば入居者だけでなくどなたでも借りることができます。お問い合わせはこちらまでお気軽にどうぞ。